今年も残り少なくなりました。教室もクリスマス会で今年も終わりです。
アッという間に一年が過ぎていったような気がします。子どもたちは毎回通ってくれて、
一緒に行事を体験し、そういう中で育っていってくれています。
私がやれることは、本当にささいなことですが、繰り返しの中で、何か力になってくれているものがあると願っています。シュタイナー教育の学びの中で力になる考え方やイメージをもらったりしています。自分自身でもたくさん発見したことがありました。そのような学びをたくさんさせていもらったような気がします。そんな学びのイメージをクリスマス会の時に、子どもたちへの言葉としてプレゼントしています。なかなか大変な作業ですが、自分の中からイメージを引き出し、言葉にしていくことは、私にとってとても良い行為となります。今年も子どもたちに言葉を送ることができることに感謝したいと思います。
そんな中で、私自身にとって、自分の指針にもなっている大切な言葉がいくつかあります。
そのうちの一つはゲーテの言葉です。
ゲーテは学ぶということについて、とても面白いことを言っています。
「学ぶ、ということは、一つ不思議なことが増えることだ。」と言っているのです。
これ、どこかで書きましたっけ?学んでいくということは、世界が不思議で一杯になることだと言うのです。知れば知るほどわからなくなるということに、自信を持ちたいと思います。
もう一つもゲーテの言葉です。
「もし、自然がその公然たる秘密を打ち明けようとし始める時、打ち明ける人には、自然の解釈者である芸術という女神への抵抗できないあこがれが生まれる。
芸術的な表現をしたいと思ったときは、自然の秘密が開かれている瞬間であり、本質的なことは、芸術的な手段を取らないと伝えることができない、というとても大切なイメージをもらっています。